想いをのせた介護がしたい。
純粋に誰かに喜んでもらえる仕事を。

荒木 精一

あらき せいいち

やすらぎの園 津久野 副施設長

介護福祉士  介護支援専門員 社会福祉士

2011年2月入職

PROFILE

アパレルの販売員の経験を経て、全くゼロからのスタートで2011年『やすらぎの園 津久野』に入職。2016年、係長に昇進。2017年にはケアマネージャーの資格を取得。さらなるステップアップとして、社会福祉士の資格取得した。
荒木 精一

アパレルの世界から、介護の世界へ。

介護の仕事をする以前は、アパレル業界でメンズブランドの販売員をしていました。介護の世界に移ろうと思ったのは、服屋さんで接客をして喜んでもらうのも好きだったのですが、もっと誰かのために無償ではないですが、見返りを考えずに相手のことを思い、純粋に誰かに喜んでもらう仕事がしたいと思ったからです。

転職する際は、ハローワークで3カ所の施設を選んで面接に行きました。二次面接に来てくださいと言われた施設もあったのですが、その間に『やすらぎの園』の施設見学に来て、案内していただいたスタッフの方が明るくて安心感があったので、第一印象で強く惹かれました。

ずっとこの世界でやっていくと決めていたので、施設長との面接では「ステップアップしていける職場ですか?」とたずねました。その際、「管理職や専門職などステップアップできる環境も整っているし、頑張りを評価して、年齢ではなく力があれば登っていけるよ」と説明してくださったので、ここで頑張っていこうと心を決めました。

想いを持ってお世話をしているかは、
必ず相手の方に伝わっている。

今は介護付き老人ホームで管理をする立場なのですが、介護を受けるほうもするほうも当然人間なので「心と心が通う」と言うとウソくさく聞こえますが、やはり「想いを持って介護をさせてもらう」のと「とりあえずお世話をしている」のは全く違うと考えています。

これは経験上ですが、必ず相手の方に伝わっているんです。新しい方が入所されて、その方のことをどれだけ知り、どんな悩みを持っておられて、ご家族にも悩みがあり、本当は家でいたかったけれども事情があって、ご本人はこういう生活が本当はしたいと理解してお世話するおむつ交換と、ただ単純に仕事としてするおむつ交換では、そこに想いがあるかないかで「介護の質」が変わってきます。

介護技術と言うと、痛い思いをせずにベッドから車いすに移ってもらうだけではなく、相手のことをどれだけ理解して、想いをのせた介護ができるかが「介護技術」かなと思っています。そこをどんどん深めていける施設でありたいですし、人生の最後のところで「いい人生だったな」と思っていただけるように、少しでもお役に立ちたいと思っています。

つらい想いと同じくらいの
「ありがとう」をもらえる。

想いをのせた介護が大切だと思い始めたのは、ここ1、2年も経っていなくて本当に最近です。今までに施設で亡くなられた方もおられますし、入院してそのまま施設に帰ってこられなかった方もいるのですが、亡くなった後、ご家族の方から「母親がこの施設に入って、最後にここで過ごせて本当に良かったです」と言っていただけることが何よりの励みで、つらい想いと同じくらいの「ありがとう」をもらえる仕事だと改めて感じました。

その方が何を喜んでくれているのかなと考えると、利用者さんと職員の気持ちが通じ合って、利用者さんも安心して過ごせたり、穏やかに楽しみを持って過ごせるところに繋がっているのかなと思うと、『想い』というのが、介護技術と同じくらい大切だと気づきました。

「この景色、一生忘れないでおこうね」
かけがえのない瞬間に立ち会うことも。

大切なことに気づかせてくださった印象深い利用者さんがいます。入居される前にご相談を受けたのですが、ご夫婦で入居されたいと仰ったんです。旦那様が入院されていて、奥様が「私も施設に一緒に入って、最後の人生で二人の時間をできるだけ永く持ちたいんです」とお二人で入居されました。

入居されて初めての春、3人で桜を見に行ったことがあります。旦那様は車椅子に乗っておられて、喋ることもままならず、あまり表情に出す方ではなかったのですが、その方がすごく喜んでくださったんです。そのとき、奥様が「おじいさん、この景色、一生忘れないでおこうね」と仰っていた日のことが、今でも鮮明に心に残っています。

上司や同僚、仲間みんなに
恵まれていることを感じる職場。

入ってすぐの頃は結構、のほほんとして、目の前の人のことだけを考えていたのですが「想いをのせた介護」というのを意識し始めたとき、一時的にしんどくなって、かなり痩せた時期もありました。そのときは多分、自分一人で抱えていたのでしょうね。老人ホームの部署で言うと、役職としては一番上になるので、他のスタッフは声をかけづらかったり、助けづらかったのかもしれませんが、そのとき、同じ部署のメンバーや他の部署の役職の方みんなが助けてくれたんです。それからは、他のメンバーにも頼っていいんだと思えて、色々な職員がまわりからサポートしてくれていることが少しずつ見えるようになり、気持ち的にもずいぶんラクになりました。

もちろん、介護観はそれぞれに違うので、会議などをするとぶつかることもありますが、自分の考えていることが絶対に正解ではないと思っていますし、まわりから言ってもらって「そういう方法もあるのか」と気づくこともあります。他のスタッフもみんな「利用者さんに楽しんでもらいたい」「穏やかな時間を過ごしていただきたい」と最終的なゴールは同じなので、途中のプロセスでぶつかる分には全然いいと思っています。

未経験でも大丈夫。
具体的な技術は後からついてきます。

転職したときは、ステップアップなど自分自身のことを中心に考えていたのですが、利用者さんに対する想いや、自分一人ではなく、他の職員と良いチームとしてやっていけるかということを考えだしたとき、仕事が楽しいと思えるようになっていきました。

新しい方は未経験でも全然、大丈夫です。想いを持ってできるかどうかだと思うので、利用者さんのことを想えれば、介護はできます。対応の仕方は100人100通り。教科書には載っていないことが実際にはたくさんありますが、具体的な技術は後からいくらでもついてきます。『やすらぎの園』は、たくさんのいい仲間がいる施設なので、仲間と一緒に、無償に近い想いで仕事ができるところが魅力です。

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